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交通事故

2017年09月22日

交通事故の被害にあったときにまずするべきこと、弁護士のQ&Aまとめ

交通事故被害は、ある日突然自分の身に降りかかる突発的なアクシデントです。事故に遭った直後は混乱してしまい、どんな行動を起こすべきかわからないまま数日経ってしまった…という場合もあるかもしれません。 この記事では、「みんなの法律相談」に寄せられた実際の相談事例と、弁護士の回答をもとに、交通事故の被害に遭ったとき、まずするべきことを解説します。

  • 交通事故の被害に遭ったら、まず何をすべき?
  • 「人身事故」と「物損事故」はどう違う?

目次

  1. 交通事故の被害に遭ったらまず何をすべき?
  2. 「人身事故」と「物損事故」どちらで届け出るべき?
  3. まとめ

交通事故の被害に遭ったらまず何をすべき?

alt 交通事故の被害に遭ったら、まずどのような行動を起こせばいいのでしょうか。

交通事故 警察への届け出について


相談者の疑問
自分が自転車、相手が車で車から轢かれました。

・事故時に警察に連絡をしていなかったので…
自分が、初めての事故でしたのでよく分かっておらず…その時点では警察に届け出を出していませんでした。

・休業中の車の衝突時に壊れた自転車の破損部分の修理金、通院日等もがかるので今後のトラブルを避けたいので出来れば警察に一緒に行って欲しいとは伝えたのですが… 発生した損害の金額は支払うのでと言い…行きたくないようです。

■以下質問です。

1.相手が警察に行く気がないのなら被害届けと診断書を警察に提出して捜査してもらった方が良いのしょうか…

2.相手を警察に一緒に行くように上手く説得する方法はないでしょうか?

3.示談金?になるとしても金額の相場としてはどれぐらいになるのでしょうか?

4.今回の場合、どのように行動するのが1番良いのでしょうか…


好川 久治弁護士
1.相手が警察に行く気がないのなら被害届けと診断書を警察に提出して捜査してもらった方が良いのしょうか…

できるだけ早く事故届を出すことです。診断書をもらって警察に提出してください。今のままでは、相手が事故の存在、発生状況を否定すると最悪なかったことになります。

2.相手を警察に一緒に行くように上手く説得する方法はないでしょうか?

⇒一緒に行く必要はないので、これまでの経過、事故の発生状況をきちんとまとめて警察に言ってください。

3.示談金?になるとしても金額の相場としてはどれぐらいになるのでしょうか?

⇒損害額は、治療が全て終了しなければ確定しません。治療費、通院費は実学、休業損害は日額×休業日数、慰謝料は1ヶ月通院で軽傷なら20万円前後、それ以外なら30万円前後です。

4.今回の場合、どのように行動するのが1番良いのでしょうか…

⇒とにかく明日にでも警察に事故届を出すようにしてください。診断書は後からでもよいです。

交通事故の被害に遭ったら、まずはできるだけ早く警察に「事故届」を提出します。事故から数日経っているような場合でも、諦めずに一刻も早く提出してください。 その際、これまでの経過や事故が起きた状況を警察に話せるように、事前にまとめておくといいでしょう。 事故後は速やかに医師の診断を受けることも大切です。被害後すぐは軽い怪我だと思っていても、日を追うごとに症状が重くなる可能性があります。すでに通院していて医師の診断書がある場合は、事故届と一緒に提出しましょう。

「人身事故」と「物損事故」どちらで届け出るべき?

alt 交通事故は、大きく分けて「人身事故」と「物損事故」という2つのタイプがあります。警察には、どちらかを選んで届け出ることになります。 ざっくり言うと、死傷者が出た事故が「人身事故」、車などのモノが壊れたけれど誰も怪我をしていない事故が「物損事故」です。 交通事故の被害に遭った人の中には、「自分の場合は、人身事故と物損事故、どちらで届け出るべきか」と迷う人もいるかもしれません。 たとえば、怪我がそれほど重症ではなく、すり傷程度で済んだ場合でも、人身事故として届け出るべきなのでしょうか。物損事故として届け出た場合とでどんな違いがあるのでしょうか。

人身事故と物損事故の違いについて


相談者の疑問
3日前にこちらは自転車で相手は車の事故にあい、人身事故と物損事故の届けをださなければと加害者側から連絡が来たのですが、こちらが補償をしっかりされた上で治療や修繕費などで損をしないで安心して処理されるのはどちらになるでしょうか?


松本 篤志弁護士
警察に人身事故としての届出をしなくとも、人身損害の賠償を受けられないわけではありません。

とはいえ、人身事故としての届出をしなければ、たとえば実況見分も実施されず実況見分調書も作成されませんから、後日の交渉時に治療の必要性や過失相殺等の関係で事故状況が問題となっても、非常に重要な証拠となるべき実況見分調書を利用することができません。
少なくとも被害者側にとって、人身事故として届出しないことにリスクはあってもメリットはありません。

人身事故としての届出をしない場合、警察による実況見分調書(事故の状況を詳しく記録した文書)が作成されません。実況見分調書は加害者に損害賠償を請求するときに、事故状況を証明するための大切な資料となります。 損害賠償の額は「過失割合」の比率によって決まります。過失割合とは加害者と被害者それぞれの事故に対する責任の重さを数値で表したものです。実況見分調書の記録は、過失割合を決める上で重要な役割を果たします。 実況見分調書があるかないかによって、損害賠償の額が変わる可能性があります。少しでも怪我をしている場合は、人身事故として届け出ることをおすすめします。

まとめ

交通事故の被害に遭ったら、まずは警察に事故届を提出しましょう。身の安全を確保するために、できるだけ早く医師の診断も受けるようにしてください。すでに診断書があれば、事故届と一緒に提出しましょう。 警察には、人身事故か物損事故かを選択して届け出ることになりますが、「自分の場合はどちらで届け出るべきか?」と迷うこともあるかもしれません。 人身事故で届け出ると、警察による実況見分調書が作成されます。物損事故で届け出た場合は作成されません。実況見分調書は過失割合を決める上での重要な資料で、調書があるかないかで加害者に請求する損害賠償の額が変わる可能性があります。 事故発生時の状況に見合った額の損害賠償を請求するためにも、かすり傷程度であっても、怪我をしているときは、人身事故として届け出ることを検討しましょう。

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