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後遺障害等級

2016年05月26日

後遺障害等級と自賠責保険の限度額や等級の併合について

交通事故によって後遺症を負った際には、後遺障害の等級に認定されるかどうかが重要なポイントとなります。後遺障害に認定されれば、慰謝料や逸失利益を請求できますが、等級によってその金額は大きく異なります。また、自賠責保険で最低限支払われる保険金の限度額も等級によって変わります。ここでは後遺障害等級と自賠責保険、複数の等級に該当する場合の併合について紹介します。

目次

  1. 後遺障害等級と自賠責の限度額
  2. 後遺障害等級の認定基準
  3. 後遺障害等級と併合

後遺障害等級と自賠責の限度額

後遺障害の等級は16等級142項目に分かれています。認定手続きを行うと、「損害保険料率算出機構」が提出された資料に基き等級認定を行います。認定手続きについては「交通事故による後遺障害認定の流れ - 被害者請求や非該当となった際の対処法」をご覧ください。 等級が認定されれば、慰謝料と逸失利益を損害賠償として請求できることとなります。詳しくは「交通事故による後遺症慰謝料の相場 - 等級別基準別の相場や親族や非該当に対する慰謝料」や「交通事故による後遺症と逸失利益の計算 - 基礎収入や期間の算定方法」をご覧ください。 自賠責保険で支払われる金額には上限があり、慰謝料と逸失利益の総額がこれを超えてしまうことも珍しくありません。上限を超えた場合には、任意保険による支払いとなりますが、自賠責保険の限度額が保険会社の提示する示談金の基準となるため、等級ごとの限度額を確認しておきましょう。

等級 自賠責の限度額 等級 自賠責の限度額
要介護第1級 4,000万円 第7級 1,051万円
要介護第2級 3,000万円 第8級 819万円
第1級 3,000万円 第9級 616万円
第2級 2,590万円 第10級 461万円
第3級 2,219万円 第11級 331万円
第4級 1,889万円 第12級 224万円
第5級 1,574万円 第13級 139万円
第6級 1,296万円 第14級 75万円

後遺障害等級の認定基準

後遺障害の認定基準は、国土交通省が公開しているため、各等級の基準を知ることができます(参考:国土交通省の等級表)。 しかし、項目数が多く、複雑で医学的な知識を必要とします。これに基いて正しい等級認定を行うため、ポイントを押さえた診断書の作成や必要な検査を医師に依頼するべきです。ただし実際には被害者自身が適切に対処することは難しいでしょう。専門家への依頼を検討したほうがよいです。

後遺障害等級と併合

後遺症の症状によっては、複数の等級に該当する場合があります。そのような場合には原則として次のような基準で等級を決定します。これを等級の併合と言います。

  • 第5級以上が二つ以上ある場合は一番重い等級を3級繰り上げる
  • 第8級以上が二つ以上ある場合は一番重い等級を2級繰り上げる
  • 第13級以上が二つ以上ある場合は一番重い等級を1級繰り上げる
  • それ以外は一番重い等級を採用する

後遺障害等級に該当するかどうかで、適切な補償を受けられるかどうかが左右されるため、経験豊富な弁護士に依頼することをおすすめします。少なくとも、セカンドオピニオンとしてでも、一度弁護士に相談した方がよいでしょう。

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